206冊目 Dark Places:生き残り

ゴーンガールでおなじみの作者ですね。Gone Girlほどではなかったけれど、こちらも引き込まれました。とても哀しいんですけどね。

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Title: Dark Places
Author: Gillian Flynn
Publication date: 2009
ISBN-13: 9780307341563
Format: Paperback
Pages: 349 pages

I have a meanness inside me, real as an organ. Slit me at my belly and it might slide out, meaty and dark, drop on the floor so you could stomp on it. It's the Day blood. Something's wrong with it. I was never a good little girl, and I got worse after the murders.


主人公のLibby Dayは、子供の頃に一家惨殺事件にあい、唯一の生き残った少女。母親と姉二人を殺害した犯人はなんと実の兄のBenで、今は刑務所に入っています。

Libby Dayは、その後母方の叔母さんと暮らしたり、保護を受けたり、犠牲者支援金などで、トラウマ事件を抱えながら人生に方向性も見いだせないまま暮らしていたの。

そんなある日、"KILL CLUB"という殺人事件に興味を持っている人たちと知り合うことになる。彼らはLibbyよりも彼女の事件に詳しくて、また彼らは兄のBenが犯人ではないと確信しているよう。

真の犯人を見つけるために、メンバーはLibbyにお金を払いながらあれこれ調べ直すように促すの。またこの件でLibbyは、24年ぶりに刑務所にいる兄のBenにも会いに行くわけです。本来LibbyはBenが唯一可愛がっていた末娘で、二人は仲良しだったのね。でもあの事件以来、当然ながら音信不通になっていたの。

24年前のあの日。本当は何があったのか。何が起きたのか。当時7歳のLibbyが見たものは何だったのか。過去のナレーターはBenと母親のPattyで、事件の一日を時間刻みで伝えます。同時進行で現在を語るナレーターLibby。過去を恥、家族や思い出を封印して生きてきたLibbyは、事件と向き合い、清算できる日はくるのでしょうか。

登場人物のほとんどはあまり共感できないように書かれてはいますが、中心人物であるDay一家はみんな(母親、子供4人、叔母さんね)本質的に悪人ではなく、むしろ自分を責めるがために荒れた感じになっているところがあって好感すら持てた。

事件に近づいているようで、それでもどうにも腑に落ちなくて、最後畳み掛けるように明かされる展開には驚きというか哀しみというか、ああああ、、、そういうことか、、みたいなね。気持ちはわかるけどやっぱりねえ。もちろん本人が一番気の毒ではあるんだけど。

ラストでLibbyが全てを彼女なりに理解し、再出発出来そうな感じで締められていたのが救いですね。結局彼女は二重にも三重にも幸運だったわけですから、家族の分も幸せになって欲しいものです。

ところでこれも映画化されるのだけど、IMDbで配役チェックしたけど全然私の想像と違った。シャーリーズ・セロンはリビー役には大人っぽ過ぎるような。何かもっと子供っぽさも残る女性を想像していたので、40近くてアダルトな色気ぷんぷんのセロンを使うとは驚き。あ、でも悪女役にクロエはいいかも。


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*国内外問わず、夫の仕事の関係で引越しばかりしている40代の主婦(子供なし)です。最近は海外ばかりでいい加減日本に帰りたいです。
*すぐ引っ越すので知り合いが出来にくい/単独行動/インドア派、と引きこもり要素たっぷりではありすが、前向きに楽しみを見つけながら暮らしていければと思っています。
*読書や映画の感想を時々書いてます。

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