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36冊目:The Cradle


Book No.36 The Cradle

Title: The Cradle
Author: Patrick Somerville
Publisher: Little, Brown and Company (2009)
Hardcover: 208 pages

4月に入りました。今月の1冊目です。いろいろあってほぼ1週間ぶりの読書です。
ニューヨークタイムズのブックレビューで興味を持ち読み始めました。先月出版されたばかりの本です。

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"There are two kinds of people in the world." Marissa said.
"There are people who understand that everything matters and people don't understand that everything matters."(pg.6) --The Cradle


Matthew Bishopは、生まれた時から孤児で里親を転々として生きてきた。成人となり、愛する妊娠中の妻 Marissa と幸せに暮らしている。しかしある日妻が、子供が生まれるにあたって、どうしても昔使っていた揺りかごが欲しいので探してきてくれと言い出す。

問題の揺りかごは、妻の母 Carolineが、娘Marissaと、夫であったGlenを捨て家を出た際に、一緒に持っていってしまったのだという。妻の父Glenから聞き出したCarolineの情報を手がかり、Matthewは揺りかご探しに出る。

ストーリーはもう一組の、別の夫婦の物語と交互に語られる。BillとReneeは年配の夫婦で、たった一人の息子Adamを、イラク戦争に送り出そうとしている。Reneeは子供の本を書いている作家で、彼女には秘密の過去がある。

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物語の中心は揺りかごであって揺りかごではない。妻Marissaは、Matthewの問題と自分の問題をきちんとわかっていて、それを解決するキーが揺りかごであることに気が付いただけだ。問題にしなければ何も問題ではなくなる。ひとつこだわりを捨てれば、最終的に何でもよくなる。諦めは時に人を救うが、同時に人生の意味を奪うこともある。

200ページちょっとの比較的短い小説で、ストーリー展開も見えやすく、あっと言う間に読める。Matthewは感情移入しやすい好青年なので、もう少し掘り下げても良かったような気がする。舞台はイリノイ、ウィスコンシン、インディアナ、ミシガン湖とミッドウェスト全域。季節は冬から春にかけて、なごり雪の降るまさに「今」読むのが最高でしょう。

作者と本のホームページはこちらPatrick Somerville Homepage

My Rating: 3.5 out of 5.
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